生き苦しい子供たち 悲しみの連鎖 親の不機嫌


本日もお越しくださり
ありがとうございます






前の記事にも書きましたが、過保護過干渉な親の元で育ち、中学生時代から《謎の生き苦しさ》、《謎の誰にも必要とされていない感》を感じはじめ、44歳で鬱を発症しました





今回は親の不機嫌の影響について綴りますね






ご家族で過ごす時間が長くなる年末年始
ご家族のコミュニケーションにお役立ていただければ幸いです







そして、これは親を、誰かを責めているのではありません。心理学、人の心理の仕組みを説明していますので、誤解なさらないでくださいね。





⑅·*❁







子供って


一番愛している人を 喜ばせたい 
一番愛している人に 笑っていて欲しい


親が笑っていてくれたら、それだけで幸せ
大安心 






完璧な親なんてものを求めてなんかいないんです

ただただ 笑っていてほしい







親が 我慢しないで

笑って楽しく生きていてくれたら 





ああ、この世界は楽しいんだね と

安心して羽ばたける








親の不機嫌な、表情、態度、言動は
子供にとって、とても苦しいものです
 
 
 




もちろん、常に上機嫌を維持することなんてできませんが、親が不機嫌でいることが多いと、子供は親に対して物凄く気を使うのです。

毎日、毎日、物凄く…
 
 
 






家って、親って、気を使わずに一番安心できる居場所なはずなのに、

毎日毎瞬、気を使い続けてる…

気を抜けない  安らげない


これを読んだだけで、息苦しく感じませんか?
 
 
 






息苦しいから、反抗する

怒られて、反省する

反省しても親は不機嫌で、

反抗して、怒られて、

耐えて、耐えて、

毎日気を使いすぎるので、何かのタイミングで、プチンと張り詰めていたものが切れてしまうときがきます
 
 






学校で反抗したり
社会に反抗したり
不良したり
暴走族したり
半グレになったり
家から出たい
早くから一人暮らししたい
家に帰りたくない
 
 
 
 



そして、親がいつもいつもいつも不機嫌だと、子供は

「自分は、生まれない方がよかったのかもしれない…」
 
と、思ってしまうのです








なぜなら…
自分といるとき、お母さんは(お父さんは)不機嫌だから

=自分といるから、お母さん(お父さん)不機嫌
= 自分がいるから…   
= 自分のせいで…
 
 
 
 



自分はいないほうがいいのかな
消えたほうがいいのかな
自分が親を不機嫌にさせてるみたいだから
いらない存在みたいだから
必要ないみたいだから
 
 



親が不機嫌 = 自分は必要とされてない = 自分は誰からも必要とされない。。。
 
ダイハードな人生になってしまいます
 
 
 





JIONは、親の期待に応えて喜ばせたくて(そしたら笑顔になるからですね)、とにかくいい子であろうと頑張り続けてきたタイプで、上記のような反抗の表現は起きなかったのですが、はじめに書いたような、必要とされていない感、無価値感、居場所がない感が14歳からありました






死にたいという気持ちは、DVの渦中でさえ一度も起きなかったのですが、プツンと緊張の糸が切れてしまったのが44歳の鬱で、49歳でやっと過干渉が原因だったと認めることに繋がった母の不機嫌な言動、これを受けた際に、自殺を選ぶ人の想いを感じ取れたんです







「わたしは存在しないほうがいいのかもしれないな」という想いがうっすら現れたのです…
とても驚きました
恐怖も感じました







ああ、きっとこの想いが膨らんで膨らんで、耐えきれなくなって、死を選んでしまうのかもしれないと。








一番愛している人、愛されたい人(母親)

本当は気を使わず、支配されず、仲良くしたい。

なのに、自分のせいで(と思い込んで)、いつも心配ばかりして、一番喜ばせたい、笑顔でいて欲しい人が常に不機嫌だったら、本当に辛い、苦しいです







そして、

いつも不機嫌な母親(または父親や育ての親、周りの大人)は、自分も子供の頃、母親(父親や育ての親、周りの大人)に
 
こうしなさい
ああしなさい
それはだめ
あれはだめ
ちゃんとしなさい
ほらまた
ほら、だから言ったじゃない
 
と、支配されて育っていたり、物凄く気を使っていた可能性が高いです
 
 
 
 
 



だから、過干渉なお母さん(お父さん)を責めるのは、違うのです。

毒親だなんていうひどい言葉で親を悪者に仕立て上げて責めても、なんの解決にも繋がりません。








母親との関係性の影響を聞いたり読んだりすると、「自分が生き苦しかったのは、母親のせいだったんだ!」と責めたくなる気持ちもわかりますが、それは違うんです
 
 
 
 




親に支配されて育つと、
自分の感情が、表現の仕方がわからなくなります
 
嬉しいときに、心から喜べなくて
怒りたいときに、怒れない
悲しいときに、悲しめない
楽しいとき、心からはしゃげない
泣きたいときに、泣けない
 
謎の生き苦しさ、虚しさ

ダイハードハードモードの親に育てられた母親も、ダイハードモードな人生
 
 
 
人生ダイハードモードの母親から、
人生ダイハードモードの子供が育って
子供が大人になり
子供を産み
人生ダイハードモードの子供に育つ
 
 
 
 
連鎖しているんですね
悲しさが
 
 
 


 
自分の悲しみには、母親、祖母…
代々続いてきた悲しみがある
 
 
 
 


 
学校での教師への反抗、いじめ、犯罪etc.

その行為を叱ったり、罰しても、何の解決にもならないんです。

その行為をするに至った、悲しみを見なければ、何も変わりません
 
 
 
 




心の学びの恩師から
「起きた現実には意味がない」と初めて聞いた時は、まったくわからなかったんです。
なぜ?目の前で、実際に起きている現実は現実で真実でしょ?って…
大切なのは、その現実の、行為のずっと奥にある悲しみなのです。
 
 
 
 




わたしが経験したDVも、元パートナーは、悲しみを抱えていたのです。父親に愛されない悲しみを。。。
 





 
 母親のせい、父親のせいで、私はこんなに辛いんだ!
と親を加害者にしたくなる
でも、親もそうされてきたから
行為にあらわさざるを得ないくらい、悲しみを抱えている加害者になってしまった人は、
元は、被害者だったひと…

 





元は被害者だったひとが加害者となり、新しい被害者が生まれ、その被害者が次の加害者に、という悲しさの連鎖…
 
 
 






悲しみの連鎖を断つには、目の前で起きた現実だけみて、それに対してあれこれ反応しても意味がないのです









ルールや罰を設けて、悪いことしたら罰を受けることになるからやらない…それでは、根本に1ミリもふれてない、解決にはならないんです

だから、虐待も、いじめも、自殺も、鬱も、犯罪も、戦争も、なかなかなくならない。










悲しみがある という背景を知り
親を赦すこと

自分のところで、悲しみの連鎖を止める勇気
と覚悟が必要です









赦しは究極の愛
真実の愛






見てあげるのは
その行為の奥にある悲しみ









その悲しみを成仏させる
親にもらえなかった愛

親を責めて繰り返すことを手放し
己を己の愛で満たすこと


  




最後には、自分が愛そのものだったと
思い出すこと







気づいたひとから

連鎖をとめましょう









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