子育ては doing ではなく being (母親との関係性)
こんにちは
昨年アップした記事。重要ですので、リライトして再アップしますね。
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凪のお暇
2019年の夏に放映されていたドラマ
大好きで観ていました
お暇する凪ちゃんに、自身を重ねてご覧になられていた方も多いのではないでしょうか
このドラマは、公開セラピーでしたね
沢山のひとに気づきを与えるドラマ
だったかと思います
第8話で
ゴンさんが凪ちゃんに伝えた言葉
『嫌いなこと 口に出して自覚すると 楽になるよ』
嫌いなこと ネガティブなこと
優しいひとほど、感じてはいけないと思い
避けたり、蓋したりして溜め込んでしまいます
そして苦しくなります
ある ことを
ある のに ない ことにしようとすると
苦しくなるのです
凪ちゃんとお母さんの関係性
帰省シーン、回想シーン
かなりざわざわした人が多かったのではないでしょうか
ひとの生き苦しさ
とても核心をつくドラマでした
自信がない
自己否定
罪悪感
自責
鬱
など…
悩みの元を辿ってゆくと
どうしても そこに行き着きます
母親、または育ての親との関係性です
子育てで大切なことは
doing ではなくて being
行動や行為のことをdoingといいます
その結果得られるものをhavingといいます
例えば、親の理想通り、期待通りの行動を子供がとった時に、「いい子だね」と褒めるのは、これはその子の行動、Doingを評価したことになります
子供がいい成績をとった時に、その成績を褒める。 これは、その子が手に入れた結果、つまりHavingを評価したことになります
けれど、
Doing も Having も
「その子自身」 ではない
ですね
その子自身のことをBeingといいます
その子の《存在そのもの》のことです
人間はDoingやHavingばかり評価されていると、自分の存在、Beingが不安になってくるのです
「そのままの自分ではダメだ」
「何かをして 素晴らしい結果をださないと
自分は価値がない」
「もっともっと頑張らないと認められない、愛されない」
と…
そう、
「どMがんばり教」の根源は、両親、特に
母親に褒められたい、認められたい
なんですね
子供は、無条件に親を、母親を愛しています
愛しているから、自分がお母さんを喜ばせたい、お母さんの笑顔が見たい。
JIONも、元、変態レベルのドMがんばり教です 笑
子供にとって、母親は自分のルーツ
そして、多くの時間を共に過ごすので
絶対的な存在です
子供からしたら、神レベルなのです
子供は、
親に愛されなかったら…
育ててもらえなかったら…
命に関わることを本能的にわかっています
お母さんに嫌われるのは、とても恐いのです
だから、頑張る
愛されたくて
認められたくて
自分が母親を嫌うなんてあり得ないのです
だあら、母親を嫌いと思うことは、あってはならないことと思い込んでしまいます
ひとの価値とは、取った行動や出した
結果でしょうか?
だれもが
人間の介入なく
なんにも知らずに
人と呼ばれる
このもの
として生まれたんです
世界 森羅万象
価値なんていう概念
人間が概念で意味をつける前から
はなから
意味などない
宇宙と呼んでいる 何なのか知らん世界が
"先に"
あるんです
言葉のない宇宙が
どうやって意味や価値をつけるというのでしょう
一才がそのまんまで 完全な顕れなんです
はなから
意味づけのない宇宙に
後から生まれた人間が
人間の都合で、考えで、
後から意味や価値を
つけているんです
つまり、
人間の見かたで、
望む結果であると
素晴らしい行動=善い
素晴らしい結果=善い
望み通りの結果でなはないと
ダメ
と、人間は勝手に意味づけしているわけです
存在自体の素晴らしさ、be に
親も、子も心底気づくとき、
"今、いる、というだけで素晴らしいことなんだ"
と、自分自身に落ち着けます
これ以上の大安心はありません
子供は親の所有物ではありませんよね
子供の頃に両親からも、自分からも
doではなく
存在自体を愛されている
と感じて育つと
人として生きてゆく土台がしっかり出来て
真の自立が出来るのです
もちろん、子供も大人も
褒められたら嬉しいですよね
その人の素敵なとろを褒めるって
お互いにハッピーです
好きなことを無理にではなく、
ごく自然に湧いてくるがんばりたいパッションのままにがんばった結果を讃えることは
お互いに嬉しいです
でも、それが出来ても出来なくても
例え思うような結果を得られなくても
あなた自体を愛しているんだよ
いてくれるだけで幸せなんだよ
と、子供に(相手に)伝えることが大切です
で、こう書くと
じゃあ、doingしか褒められない母親(両親)は悪いの?ダメな親なの?と考えてしまいがちですが、悪い人、ダメな人はいません。
そのお母さんも、がんばり教になってしまうような成育環境だったのですよね
お母さんのお母さんも、先祖代々
昔は、そういう生き方をしなければならない
時代だったということです
人間界が、doingが素晴らしいと
評価される社会ですから、
大多数のひとがそのように
思い込まされてきたんですよね。。。
こうして深く観てゆくと
親も、その親も、
みんな未熟
…人間と呼ばれるこのもの自体が
未熟なんだということが
わかってきます
みんな同じです
間違わない、失敗しない、
何でも知っていて
すべての考えが正しい完璧な人なんて
いないということがわかってきます
母親・父親っていうだけで、完璧なひとだと
思っていたけれど、
完璧なんかじゃなかった、間違ってる部分もある、お母さんもお父さんも未熟なんだ、と
それもそうですよ
だって、子供の年齢と親歴は、
同じです
子供が産まれたと同時に、
瞬時に、お母さんやお父さんのパーソナリティが何か変わるかって、変わらないですよね
だから、親の言うことが全部正しいとは
限らないのですから、全部聞かなくていい
全部守らなくていい
全部鵜呑みにしなくていい
お母さんを嫌い(な部分がある)と思っていい
それを本人にアサーティブに伝えてもいいですし、誰かに愚痴をこぼしてもいい
例えば、
お母さんのことは大好きだけど、
"お母さんだけの正しさ"を押し付けるところは嫌だから、やめて欲しい
と言う感じに。
嫌っちゃいけない、心に思うこともいけないって禁止してしまうと、大変苦しいんですね
嫌だ!という思いはとっくに自然に湧いてきてもうすでにあるのですから、思っていいんです
(思考は個人のコントロールなし に現れます)
(何でも思っていいのと、実際に相手をいきなり責めたり攻撃するのは違いますからね!
都合良く捉えないでくださいね!)
JIONも母親という役割りを
経験させてもらえましたが
完璧なんて程遠い親でした
なのに子供には完璧を求めて
色々言ってました
どんだけ〜! ですよね
チョコプラIKKOさんに
背負い投げ〜されますな 笑
息子達よ、ごめんなさい!
おかん、完璧ぶってました
未熟なお母さん・お父さんも
未熟な自分も
認めて赦して
今、未熟なまんまで、
このあり様で生きてていいんだ
存在していていいんだって
まずはお母さん・お父さんが
自身のbeing を認めることが
何よりも大事です
今の自分を否定したり
今の自分とは違ういい親であろうとしたり
本当は頑張りたくないことを頑張ったり、
自分に我慢を強いたり
(これがドM頑張り教です 笑)
それらをやめていいんです
そうすれば、我が子にも
ドM頑張り教を望んだり強いたりすることが
なくなります
(我が子だけでなく、他者にも望むようになってしまいますので、beingで生きることは本当に本当に重要なんですよ!)
お子さんやご家族との関係が、
今は良い状況ではないなと感じている
お母さん・お父さんは、
まずはお母さん・お父さん自身が、
自身の両親や学校や社会から取り込んだ自分だけの理想の正しさを、自分や相手に強いていないかや、
自分に我慢を強いていることや、
本当は頑張りたくないことを頑張っていたり
することに気づくことが重要です
お母さん・お父さん自身が、
何かが出来るから、素晴らしいのではなく、
頑張っているから素晴らしいのではなく、
これから何かを成し遂げたら素晴らしいのではなく、何かに成ったら素晴らしいのではなく、
すでに 今
まさに 今!
今、いることが素晴らしい
今のあり様が素晴らしい
と思えるようになったら
ナチュラルに、素の自分で生きられて
何よりらくで、安心で、自由です^^
先ずは
お母さん・お父さん自身が
ご自身に対して
doing ではなく
being を大切にできていることが重要です
最後までお読みくださり、
ありがとうございました^^
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