うつについて Vol.7 お母さんは幸せそうでしたか?
うつについてVol.1〜6まで綴って参りました
間違って解釈してしまった
正しさ
やさしさ
人に優しく、自分に厳しく、という間違った解釈ゆえに感じる、罪悪感
休むことが許せない
うつのひとは、知らず知らずのうちに
ドMがんばり教になってしまっていました
じゃあ何故、
そういった観念を取り込んだのでしょう
休む なまける サボる 手を抜く → 悪
我慢して頑張る → 正義
だと間違えて思い込んでしまった根源を探る質問です
…
…
「あなたから見て、お母さんは幸せそうでしたか?」
…
「Yes」と即答できるひとは
「休む・なまける・サボる・手を抜くことが悪」
「がんばることが正義」
だという刷り込みはされていないと思うんですね。
そして、「No.....」のひと、
「Yes」と即答できなかったひとは
あなたががんばる本当の理由は、
お母さんを幸せにするために
お母さんの笑顔が見たくて
お母さんの悲しむ顔を観たくなくて
お母さんの期待に応えて
お母さんを喜ばせたくて
頑張ってきた
ではないでしょうか?
ただただ
そのために…
お母さんが 大好きだから…
お母さん、凄く頑張ってた
お母さん、苦しそうだった
お母さん、悲しそうだった
お母さん、泣いてた
お母さん、大変そうだった
お母さん、かわいそうだった
それを助けられない自分の「無力感」
お母さんを苦しめてしまった「罪悪感」
だから
迷惑をかけたくない
ちゃんとしたい
喜ばせたい
そんな自分が形成されてゆきます
手を抜けない自分へと…
そして、
いっぱいいっぱい 頑張って
いっぱいいっぱい 我慢して
いっぱいいっぱい
言葉を 本音を飲み込んできました
でも、もういいんです
充分がんばってきました、心身が動かなくなるほど
もう、ゆっくり、休んでいいんです
お母さんは、自分で決めて頑張っていました
お母さんはお母さんの意思で、
そうすることを選んでいました
まだ幼かった優しいあなたは、
お母さんがかわいそうに「見えて」、
そう思い込んでしまったのです
お母さんは大変そうに見えたけど、
お母さん自身は幸せだったんだ
そう気づけた時に
「お母さんの人生」から
「わたしの人生」を生き直すことができます
お母さんは
自分で幸せになる力があります
お母さんは幸せな人です
深い罪悪感を手放して
もうあなたは幸せになっていいんです
お母さんへの愛
あなたの優しさゆえの思い込みだったのですから
鬱になったあなたは
とても優しいひとなんです
けれど、自分を犠牲にして頑張ることは
本当の愛ではないです
母娘共依存になっていることもあるので、
その場合は根本原因に気がついて、
母親から、真の意味での「独立」を決意することも必要です
Vol.1〜Vol.7をお読みいただけたら、
カウンセリングしなくていいのではないか
というくらいの内容となりましたが、
でも、今現在、鬱で、生き苦しい方は、
書いてあることを受け取ることが難しいひとのほうが多いと思います
あたまではわかるけど、でもどうしていいかわからない。苦しい、なんとかしたい
この苦しさからの解放を心から求めることが起きると、「話したい」という衝動が起きてくると思います
話したい は 放したい
そういう時のために、お手伝いできる人の存在があります
どうか、一人でがんばらずに、我慢せずに、溜めずに、話したくなったら、セッションを利用していただきたいと思います。
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