うつについて Vol.6 休むことがこわい理由


Vol.5の続きです








うつの人は、休むことに罪悪感を感じます
 



「休んじゃいけない」という観念






JIONは、「ドMがんばり教」と呼んでます







なぜ、休んじゃいけないのでしょうね?

休んじゃいけないって、真実でしょうか?










世の中には、
うつについてまったく理解のないひともいます
 

そのような人たちは、うつを
「なまけ病だよ」なんて捉えていたりします






そういうひとたちも、
「休んじゃいけない」という観念を持っている「ドMがんばり教」です








休むことを自分に許せていないから
休む人を責めてしまうわけです








うつのひとも
うつに理解がないひとも

「休んじゃいけない」という歪んだ解釈の観念を持っています









言葉を変えると、

「休んじゃいけない観念」の人たちは

「(我慢して)がんばらなきゃいけない教」で、 

「(我慢して)がんばることが正しい教」でもあります  






もう、変態レベルのド・エ・ム♡  笑笑


笑笑 って書いていますが、バカにしてるんじゃないですからね!

だって、JIONが長年それだったんですから!









自分でドMと認めて、自分で言うと
クスッと笑えて、緊張や深刻さが
ほぐれマスカラ♪

笑いは大事☆









どMがんばり教に洗脳されている時は、


「我慢してがんばることが正しい」

「休むことは誤り」


と思い込んでいます










だから、

『がんばっているひと(自分)は、すごい』

『がんばれないひと(自分)は、だめ』

とジャッジして、良い悪いのラベルを貼り、誰かを、または自分を責めてしまいます。









うつの人がまずすることは、
薬を飲むことでもなく、お医者にかかることでもなく、我慢してがんばることでもありません

(Vol.1に書いたように、投薬治療が必要な方は、医師の指導のもと治療なさってください)









感情に素直になり

感情を抑えずに
信頼できる人に話したり、
または書き出したりして、


「ちゃんと休むこと」

「ちゃんとサボること」

「ちゃんとダラけること」

「できないこと、やりたくないことは
 ちゃんと断る」

です








それが今まで簡単に出来なかったから
閉店ガラガラ、鬱という強制終了が起きたわけです










何故、休む、サボる、手を抜く、断る、が
出来ないのでしょう









(シンキングタイム〜。紙に書き出してみてください)








休んだらどうなってしまうと、思っているでしょうか?








(シンキングタイム〜。書き出してみましょう)










いかがですか?










休んだら、断ったら、どうなるか
あなたが"想像"していること
それは、





あなたにとって恐いこと 







ではないでしょうか







だから休めないのではないでしょうか


だから、本当はやりたくないことも、我慢してやってしまうのではないでしょうか







休んだら、
断ったら、
サボったら、
怠けたら、


嫌われる 
愛されない

嫌われたくない







誰にでしょうか? (後ほど詳しく)







「休んではいけない』という観念が真実ではないことに心底気づいて、


嫌われること、  ダメなやつと思われていいと覚悟して、休む、断る、手を抜く、などを素直に実践するしかないんです






だって、観念に制限されて、一発目の素直な感情を押し殺して、溜まりに溜まって鬱になったのですから









そして、

「休む自分」
「断わる自分」
「もう我慢しない自分」を

責めない
許してあげる






これが出来ていないのに
薬で抑えて、なんか治ったように感じても、
再びがんばって、苦しくなってしまいます。





閉店ガラガラ
お店を閉めるということは、もう経営を続けるエネルギーが無くなったということですよね






「自分を縛っている観念から、もう解放してあげようよ」

って、知らせてくれてるんです









休んではならない

断ってはならない

サボってはならない

怠けてはならない

手を抜いてはならない

ダラけてはならない

我慢しなければならない

やりたくなくてもやらなければならない

逃げてはならない

弱音を吐いてはならない



から





休んでいい

断っていい

サボっていい

怠けていい

手を抜いていい

ダラけていい

我慢しなくていい

やりたくないことはやらないでいい

逃げていい

弱音を吐いていい



と、

許してあげます









とても恐いってこと、すごくわかります。


JIONもそうだったから。










「(怠けるなんて)ひととしてどうなのよ」

「(仕事を休むなんて)社会人としてどうなのよ」


って、思い込んでいました












暴力を振るう元パートナーから、逃げてはいけないと思い込んでしまっていました









で、このような人が


他者に尽くさなくちゃ

彼、彼女に尽くさなくちゃ

先輩に、上司に、クライアントに、

結婚したら夫に、妻に、尽くさなきゃ


あらゆる場面で、ドMがんばり教してしまうのです…











さらに一歩深く見ていくと…








お母さん








お母さんに尽くす ・・・ が高じて、


誰かに尽くして


「ちゃんとして愛されよう」とするのです













つまり、根源は


お母さんに愛されたい




なのです











本当は、がんばらなくても、
何かができるできない関係なく、

存在しているだけで嬉しいよと

存在レベルで愛されたい という想いが根源です











愛されるために

ちゃんとしなくちゃ、完璧でなくちゃと、

緊張状態がずっと続いてたら、
そりゃあ壊れて当たり前ですね








機械だって、止まることなく動かし続けて
必要以上に稼働させたら、早々に壊れてしまいますよね









いちど完全に止まって

「休養をとる」

「一人でがんばらない」


鬱になったら、これをする必要があります











完璧じゃなくちゃ、って

勘違いしていたんです。









そもそも、完璧じゃなくていいし、
完璧なひとなんていないんです








ひとは


不完全で  完璧 


不完全が 完璧




です









そして、疲れてできないこと、やりたくないことを人にお願いすること、頼ること、
それは「人を信用する」ということでもあるんです








うつやパニックや対人恐怖などになってしまう人は、実は

ひとを信用できない人 


でもあります











そう言われると、ガーン(T_T)ですよね…

よーくわかります…

JIONも、これに気づいたときは
かなりショックでした。無自覚でしたから。。








自分がやらなきゃ、と、勝手に思い込んでいて、

ひとに頼れない、任せられない、
一人で全部やろうと…していました

甘えちゃいけないと思っていたから…

でもそれって、ひとを信用してないってことだったのかー!と、目から鱗でした









一人で完璧に全部できないと

怒られる
嫌われる
笑われる

と、思い込んでいて、周りを気にして、

周りと自分を「見張って」いるから、
心が休まらず疲れるし不安なんですね









けれども、実際は

世界も
ひとも
そんなに厳しくないです








思っているよりも、うんとうんと優しいです










そして、ちゃんとできなくても
自分が思っている以上に愛されています
許されています










そして、
完璧じゃないあなたの方が
親近感があって、魅力たっぷりなんです











ひとと繋がって、心を開いて本音を話して、

本音を話しても大丈夫なんだと知ること、

ひとや世間の優しさを知ることが
鬱や心の病には何よりの自然薬です









だから、話したいという思いが溢れてきたら、それは、偏った観念を放したいという
深い意識のあらわれです

【本音】を話せる人に聞いてもらってください









「今、苦しい感情があるのだけど、一人で対処できないので、話を聴いてもらえませんか?」と、相談してください。









【本音】とは、黒い、ドロドロとしたものも含みます。誰にでも現れます。
あっていいんです、実際に現れたなら、すでに現れているなら自然に湧き出したもの。
あなたから産まれた思いです。











話せる人がいなかったら、
カウンセリングやセラピーなど
専門家に相談していただければと存じます









で、実はこれでもまだ、完全な鬱ぬけは難しいです


Vol.7で、もう一歩深く見てゆきます

 









↓ 参考記事

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